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坂場 成昭
第4回原子力システム研究開発事業平成21年度成果報告会資料集(CD-ROM), p.117 - 118, 2010/01
文部科学省受託事業である「化学的不純物アクティブ制御による原子炉材料長寿命化の研究開発」における平成18年度から平成20年度の成果について報告する。主な成果は以下のとおりである。(1)高温機器の構造健全性維持に重要な一酸化炭素の挙動が、高温照射環境下における二酸化炭素の放射線分解に支配されることを初めて明らかにした。(2)化学組成の制限値及び制御アルゴリズムを提案した。また、必要な化学組成が維持できない場合には、一酸化炭素濃度を高く保つことが重要であることを見いだし、10ppmの一酸化炭素注入により効果的に安定領域に導けることを明らかにした。(3)耐熱合金(ハステロイXR)の腐食における酸素分圧及び炭素活量が同一の場合には、個々の化学組成へ依存しないことを見いだした。
西田 明美
第4回原子力システム研究開発事業平成21年度成果報告会資料集(CD-ROM), p.25 - 26, 2010/01
大規模地震発生時の原子力プラントの耐震性を評価し健全性の裕度を示すことは非常に重要かつ迅速な対応が望まれる課題である。本事業では、不具合の生じやすい部品と部品の接合部に着目し、接合部の接合効果を考慮できる物理モデルを提案することにより、大規模複雑構造物である原子力プラントの全体的挙動・局所的挙動双方を把握できる解析システムを構築し、これにより次世代炉設計における耐震性評価に貢献することを目的とする。平成18年度から開始された本事業における3年間の成果として、建屋-機器間の接合部連成モデルの開発,ハイブリッド実験の実施と開発した接合部連成モデルの検証,接合部連成モデルの実プラントシミュレーションへの適用についてまとめた。実プラントシミュレーション結果より、全体的挙動・局所的挙動双方を把握できることを確認し、また、建屋-機器間の接合部の部分的な損傷を許容することでプラント機器の応答が低減することを検証した。これらより、大規模地震発生時の原子力プラントの耐震性評価において、接合部の接合効果を詳細に考慮することが重要であることを示した。
青山 卓史; 伊藤 主税; 荒木 義雄; 内藤 裕之; 岩田 圭弘; 岡崎 幸基*; 原野 英樹*; 渡辺 賢一*; 井口 哲夫*; 竹川 暢之*; et al.
no journal, ,
高速炉プラントの安全性向上のため、レーザ共鳴イオン化質量分析法を用いたナトリウム漏えい検知技術の開発を進めている。これまでに微量Na分析装置を製作し、それを用いたエアロゾル捕集効率の評価,検出感度の評価を実施してきた。Naを用いた試験では、高感度化が可能な1光子励起+電場イオン化機構を採用するなどイオン信号増加を図り、集積時間180秒で濃度42pptのNaエアロゾルの検出に成功した。Naの検出下限値を評価した結果、2.7pptとの結果が得られ、目標値1ppbに対して約400倍高感度であることを確認した。一方、集積板に付着したNaの計測に寄与する割合が低いため、集積板からの放出率を向上させる必要があることがわかった。今後は、Na検出試験によりその検出性能を評価し、本研究を総括する予定である。
中井 良大
no journal, ,
ナトリウム冷却高速炉の炉心損傷評価技術(レベル2PSA)を開発するため、炉心物質再配置と格納容器内事象に関する評価手法を開発するとともに、現象論的イベントツリーを構築するうえで必要な技術的根拠を整備した。
佐賀山 豊
no journal, ,
世界における高速炉開発の現状について、各国の高速増殖炉開発に関する政策並びに炉建設・運転状況及び次世代原子力システムに関する多国間協力活動(GIF, INPRO)の観点から整理した。